2020/12/06 12:08
何度か取り上げているアルファロメオのヘッドボルト、スタッドボルト。
今回は部品スタッドボルト(2000用の12mm)持ち込みの入れ替えの仕事です。
特にこの作業はスタッドボルトを抜くときに折れる、折れこんだボルトを外す、ボルト穴が壊れる。ボルト穴の修正。
新しいスタッドボルトを入れる。で作業は終わりですが、この新しいスタッドボルトが曲者で、ひどく曲がっているものがあります。一時期、海外から購入して使いましたがあまりにも曲がりがひどく、修正が大変だったので、ここしばらくは国内の業者さんに作ってもらって対応してました。しかしながら精度は高く、一本当たりの単価もかなり高く10本使ってますので工賃含めて高額請求になってしまいます。ここ数年、一時よりかなりマシなものが(11㎜ボルト)海外からでも買えるようになって使い始めてました。が、今回、、抜き替えてみるとボルトはあっちこっちに曲がっていて、とてもヘッドが載せられる状況ではありませんでした。今回、持ち込みのボルトなのでこれはやめてもらって、当方での取り直しとなりました。が、、、、、、、
が~~~~ん、同じものがきてしまった~~
持ち込みボルトは強化ボルトと言われて買ったそうなので、当方の物とは違うと思ったのですが、、、
やはり曲がりはひどく、修正してないボルトが来てしまったようです。出所は一緒か?
仕方ないので曲がり修正に出すことになりました。
このようなボルト製作にどうしても曲がりはつきものらしく、修正してくれる業者さんもあるようです。
そもそもどうして曲がるかというと、ねじ山を切っているときはまっすぐになってますが、ヘッドボルトは生の鉄ではいけません。その後に焼き入れ作業をしてショットピーニングとなるようですが、焼き入れの段階で多かれ少なかれ、曲がりが出てしまうようです。いろいろありましたが、無事修正も済んでスタッドボルトの抜き替え終わりました。