2024/12/19 23:15
懐かしい、昔話からの流れで
アルファロメオに惹かれて40年。20歳で手に入れた1969年式アルファロメオ 1750GTV、右ハンドルのディーラー車。その車は外装は赤にオールペイントされてまあまあ綺麗だったけど、フロアパネルは穴が空き、走行中シートレールが落ちてしまったり(笑い話の様な本当の話し)エンジンはメタルから音は出てるし、白煙モクモク、今思えば、ひでぇー車買っちゃったなぁ。(因みに当時、未だ15年しか経ってなかったのですが錆だらけでしたね) しかしあんな車買ったから、今この商売してるのだろうと思います。40万円だった、そんな車だったけど、楽しかった。当時の給料が手取りで13万くらい、アパートの家賃45000円とか、駐車場代12000円とか払うと毎月、ギリギリの生活。そんなことで、メンテナンスや、修理は自分でなんとかすることになります。ロー、セカンドギアが入らない、まぁ、当時の雑誌のインプレッションは当たり前の様にセカンド舐めてローに入れるとか、回転合わせてダブルクラッチとか、書いてましたが、あれはただ壊れてますよ(笑)。そんなことで、藤栄オートパーツに部品を買いに行く訳です。シンクロリング1個18000円、シンクロスリーブ24000円、、、安月給には、とても全部は買えません。それでもなんとかセカンドギアの分だけ買って、ミッションバラしてみる訳です。嶋田洋書で買った簡単な整備マニュアル見ながら、エイヤーでやってみる(笑)まぁ自分の車なので、こうじゃねーかでシンクロ入れ替えたりして自分なりに修理ができちゃうと、若いから怖い物無しだねー。あーちなみに、ミッション脱着などの作業はガレージは無いので、月極駐車場、青空のジャリ駐車場です。余り派手にやってると不動産屋さんから苦情が届きます。また、ギャラリーの車好きの方に缶コーヒーなどご馳走にもなったりして楽しいかったなぁ。そんなこんなで2台の1750GTVを乗り継ぎ、昭和63年、24才の春に1956年式ジュリエッタスパイダー750Dを手に入れるのです。ジュリエッタスパイダー私の中では夢の車でした。当時は多分、数えられるくらいしか日本になかったと思います。それほど、見ることがない車でした。あのピニンファリーナの小さなスパイダー、アルファロメオの素敵なエンブレム。そしてジュリエッタと言う通称名。こんなかっこいい車、他には無いでしょう。
そして、どんどんはまっていきます。続きはまた後ほど